After Care

上質なアウターを、いつまでも美しく纏うために。
丁寧なケアは、あなたと一着との時間を、より豊かにしてくれます。
素材ごとの特性に合わせたお手入れと保管の知識を、ご紹介いたします。

─ Wool(ウール)─

繊細な風合いを守る、基本の習慣

・着用後は、厚みのあるハンガーにかけて休ませる

・ホコリや花粉は、ウール専用ブラシで優しく払い落とす

・湿気を含んだ日は、陰干しでコンディションを整えて

・シーズンオフは、クリーニング後に通気性のあるカバーで保管

・防虫剤は直接触れないよう配置し、静かな場所で保管

─ Faux Fur / Real Fur(フェイクファー/リアルファー)─

柔らかさと艶を保つ、ふんわりとしたお手入れ

・毛並みを整えるのは、月に一度のブラッシング
・天然素材(リアルファー)の抜け毛が気になる場合は、ペットブラシで毛が抜け落ちなくなるまでブラッシングを。

・湿気やにおいが気になる日は、陰干しでリフレッシュ

・ハンガーは厚みのある立体型を。隣の衣類と間隔を空けて収納を

・保管時は、軽く毛を整えてから、不織布カバーでゆったりと包んで

─Faux Shearling(テディボア・フェイクムートン)─

ぬくもりを纏う毛足を、空気とともに整える

・摩擦で毛が寝やすいため、着用後はブラシでふんわり起毛を

・汚れた部分は、濡らした柔らかい布でたたくように優しく拭き取りを

・長期保管時は、圧縮を避け、ゆとりのあるスペースに吊るして保管

・除湿剤を添えて、やわらかな手触りを守る環境に

─ Faux Leather(フェイクレザー)─

美しい艶を、静かに保つために

・表面の汚れは、乾いた柔らかい布で軽く拭き取るだけ

・水や汗に触れた場合は、すぐに乾拭きをして陰干しを

・折りジワやベタつきの原因になるため、畳まず吊るし保管を

・加水分解を防ぐため、高温・多湿・直射日光を避け、風通しのよい場所で保存を

・長く使うために、月に一度のメンテナンスを習慣に
・長期保管時は、通気性のある袋に入れて吊るす

─ Puffer(ダウン・中綿)─

空気を纏うアウターには、ふわりとした気遣いを

・着用後は形を整えて吊るし、湿気が多い日は陰干しを

・表面の汚れは、水で薄めた中性洗剤を布に含ませて軽く拭き取り

・ダウンは潰れが気になったら、低温のタンブラー乾燥機で優しくふくらみを復元(※洗濯表示要確認)
・天然・化学繊維の中綿は、へたりが気になったら、弱乾燥機や天日干しでふっくら回復 (※洗濯表示要確認)

・保管時は、通気性のある袋に入れて吊るす or 大きめの布に包み、圧縮はNG

・羽毛の呼吸を妨げない環境で、やすらかに保って

✦ よくあるご質問

Q. クリーニングはいつすれば良いですか?
A. シーズン終了時がおすすめです。皮脂や湿気が残ったまま保管すると、傷みやカビの原因になります。

Q. スチームはどの素材に使っていいですか?
A. ウールやフェイクファー、ボア素材には使用可能です。合皮やダウン、リアルファーは不可または注意が必要です。


Q. 保管場所が狭く、たたみたいのですが?
A. フェイクレザーやファーなど立体感のある素材は、たたまず吊るすのが理想です。保管用クロークの利用もご検討ください。